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特急はるか号が増結へ! 新型車両271系デビュー

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6月21日、JR西日本は、京都~関西空港間を結ぶ特急『はるか号』に、増結用の新型車両を投入すると発表しました。
これは、関西国際空港から大阪や京都へ向かう観光客が増加しているためです。特急はるか号は、大半の列車が6両で運用されていますが、これを全列車9両に増結することで、一列車当たりの座席数を1.5倍にすることができます。
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以下は271系の主な概要です。
  • デビュー日・・2020年春を予定
  • 投入車両数・・3両編成×6本=18本
  • 運行区間・・米原・京都~関西空港駅間
*新型車両271系は、あくまで増結用のため、現在運用されている281系の置き換えではありません。関西空港側から271系or281系3両+281系6両の組成になります。
安全性・安定性向上のための追加対策
 車体構造の強化や機器の二重系化により、安全性を向上させます。
 ○オフセット衝突対策、衝撃吸収構造の採用などによる車体構造の強化
 ○EB-N装置(運転士異常時列車停止装置)の採用
 ○運転台計器類の二重系化による信頼性向上
*同じ仕組みを導入した287系は、車両前面下部が膨らんでいましたが、今回の271系は281系のデザインを引き継いだため、下部が少しへこんでいますね。また、前照灯や尾灯の配置やデザインは、京急の新1000形を連想しましたが、やはりこのあたりも違和感なく設計されています。
運転台部分が上部に移動し、国鉄型車両183系・485系・583系のようなデザインとなっています。安全性向上のためでしょうね。また、増結用のためか貫通扉が大きくなっていますが、既存の281系の同じ場所にあるのは非常用貫通扉のため、ホロをつないで自由に行き来ができません。281系が271系に置き換えられると思われる頃まで待つしかないですね・・
車内の追加設備
  • 全座席へのモバイル用コンセント設置
  • 車内ディスプレイによる停車駅・運行情報などの多言語案内(4カ国語対応) 
  • 客室内への大型荷物スペースの設置(大型スーツケースなどにも対応)
  • 防犯カメラ(客室内・デッキ部)の設置による車内セキュリティ向上
  • (訪日外国人向けフリーWi-Fiサービスは現在の281系と同様)
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*車内ディスプレイは、323系や225系などで使用されているタイプと同じもののようですね。
281系の横長スクロール表示より多くの情報を提供できますが、座席位置によっては見づらいかもしれません。そして、何より心強いコンセント設置がありがたいです。
一時期は1時間当たり1本が臨時列車に格下げされるほど利用客が低迷していた特急はるか号ですが、ここにきて増加傾向にあることは大変うれしいことです。その反面、自由席に座れない場合もあったので、今回の増結対応は大変うれしいことです。登場が待ち遠しいですね。

・・・さすがに281系の車内を271系と同じサービス水準にリニューアルはしないでしょうね。。まぁ、コンセントが使えたら便利なのでと思っただけです。今から5年後に置き換えの計画になってるようですからね。(詳細は以下おリンクからどうぞ)
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