【近鉄】2021年ダイヤ変更の詳細発表

近畿日本鉄道
近鉄では、2021年7月3(土)に行うダイヤ変更の詳細を発表しました。
最近の利用状況を勘案し、特に深夜帯の列車の減便や、定期特急列車の臨時化(=「お客さまの需要に応じて運転する特急)が行われます。
*詳細が判明次第、少しずつ加筆していきます。また、掲載している写真を取り換える場合がございます。(5/15)名古屋地区と、大阪線について加筆いたしました。

1.大阪地区

奈良線

特急列車(阪奈)

【平日】

  • 定期30本+臨時0本 、合計30本→ダイヤ改正後24本臨時0本、合計24本 定期列車が6本減少

【土休日】

  • 定期32本+臨時1本 、合計33本→ダイヤ改正後17本臨時8本、合計25本 定期列車が15本減少

通勤特急としての利用が多い阪奈特急ですが、本数が減少することになりました。恐らく昼間と深夜帯、運行時刻が近接してる便を中心に削減、あるいは臨時格下げになる可能性があります。

近鉄奈良線石切駅を通過する、阪奈特急22600系ace

一般列車(大阪難波発22時以降)

【平日】

  • 22時台の区間準急1本取りやめ
  • 23時台の急行1本を準急に格下げ

【土・休日】

  • 22時台の急行1本を取りやめ
  • 23時台の快速急行1本、急行1本を準急2本に格下げ

近鉄奈良線石切~額田間を走行する8600系急行

以下は5/21に追加しました。

ダイヤ改正後の最終列車(下り、大阪難波発)
  • 大阪難波駅~東花園駅の最終は、大阪難波駅0;05発東花園行き普通
  • 高安への最終は、大阪上本町駅0;08発の普通高安行き
ダイヤ改正後の最終列車(上り、東花園発)

最終の大阪難波方面行きは、23時51分発の普通です。ダイヤ改正前の0;04発は取りやめです。

大阪線

特急列車(名阪・阪伊)

名阪系統(ひのとり・アーバンライナー)
  • 平日64本→ダイヤ改正後64本 (変更なし)
  • 土休日72本→ダイヤ改正後72本 (変更なし)

名阪特急だけは唯一、本数削減がありませんでした。近鉄特急の代表格ともいえる系統で利用者も多いので、現状維持になったのでしょうね。

近鉄大阪線大和朝倉駅を通過する名阪甲特急「ひのとり」号

阪伊系統(伊勢志摩ライナー・ビスタカーなど)

【平日】

  • 定期69本+臨時1本 、合計70本→ダイヤ改正後52本臨時12本、合計64本 定期列車が17本減少

【土休日】

  • 定期69本+臨時0本 、合計69本→ダイヤ改正後56本臨時10本、合計66本 定期列車が10本減少
  • 大阪上本町9:50発宇治山田行き乙特急を、大阪難波発鳥羽行きに運転区間を延長し、停車駅を見直します。

ダイヤ改正後の停車駅・・大阪難波9:45→大阪上本町9:48→鶴橋9:51→大和八木10:20→伊勢市11:26→宇治山田11:28→鳥羽11:42

*特急しまかぜと同じ停車駅で、布施・名張・榊原温泉口・伊勢中川・松阪を通過し、約8分短縮しています。阪伊甲特急が1時間の間に2本も運転されるのは久々ではないでしょうか。途中駅の利用が少ないので、速達化を狙ったのでしょう。

近鉄大阪線の河内国分付近を通過する23000系伊勢志摩ライナー

一般列車(名張~伊勢中川間)

名張発および伊勢中川発11時台から14時台において、名張~伊勢中川間の普通列車毎時1本を
取りやめます。

ついに青山峠越えの一般列車が、五十鈴川行き急行のみになるようですね。名張~青山町までは急行がもう1本あって1時間当たり2本は確保されますが、年を追うごとにだんだん減便されています。「青山越えは特急で」ということなのでしょうね。。

近鉄大阪線名張~伊勢中川間を走る普通

 

一般列車 ダイヤ改正後の最終列車

【平日】

  • 22時台・・急行1本と区間準急1本を取りやめ、区間準急1本を準急に格上げ
  • 23時台の区間準急1本、0時台の普通 1 本を取りやめ

【土・休日】

  • 22時台の急行1本を取りやめ
  • 23時台の快速急行1本、急行1本を準急2本に格下げ

近鉄大阪線河内国分付近を走行する1211F急行

ダイヤ改正後の最終列車(下り、大阪上本町発)
  • 恩智駅~五位堂駅の最終は、大阪上本町駅23;50発五位堂行き区間準急
  • 高安への最終は、大阪上本町駅0;08発の普通高安行き
ダイヤ改正後の最終列車(上り、高安発)

最終の大阪上本町行きは、23時40分発の普通です。ダイヤ改正前の0;01発は取りやめです。。

京都線・橿原線・天理線

特急列車(京奈・京橿・京伊)

京奈系統

【平日】

  • 定期57本+臨時1本 、合計58本→ダイヤ改正後41本+臨時12本、合計53本 定期列車が16本減少、臨時列車が11本増加

【土休日】

  • 定期61本+臨時0本 、合計61本→ダイヤ改正後58本臨時0本、合計58本 定期列車が3本減少

京奈系統は、平日の本数が16本も削られました。逆に土休日は3本の減少にとどまっており、観光客の利用が多い系統であることを裏付けます。

近鉄京都線宮津駅付近を通過する22000系2両+2両の奈良行き特急

京橿系統

【平日】

  • 定期55本+臨時0本 、合計55本→ダイヤ改正後55本+臨時0本、合計55本 変更なし

【土休日】

  • 定期56本+臨時0本 、合計56本→ダイヤ改正後55本臨時0本、合計55本 定期列車が1本減少

京橿系統は、平日の本数に変更はなく、土休日も1本のみ減少です。大和八木で名阪・阪伊特急と、橿原神宮前で吉野特急と連絡する関係で、奈良県内の移動に大変重要な系統であることから、ほぼ現状維持となったのでしょう。

近鉄橿原線橿原神宮前駅に停車中の、京都行き特急30000系ビスタカー

京伊系統

【平日】

  • 定期11本+臨時0本 、合計11本→ダイヤ改正後10本+臨時0本、合計10本 定期列車が1本減少

【土休日】

  • 定期12本+臨時0本 、合計12本→ダイヤ改正後11本臨時0本、合計11本 定期列車が1本減少

京伊系統も平日・土休日とも定期1本の減少にとどまりました。

近鉄京都線を走行する23000系伊勢志摩ライナーによる賢島行き特急

一般列車

大和西大寺・天理間を直通運転する普通列車(一部列車を除く)が、天理線内折り返しに縮小されます。これに伴い、大和西大寺~平端間の普通列車は、昼間毎時4本から3本に、夕・夜間はおおむね毎時5本から4本の運転となります。対象となる時刻は以下の通りです。

【平日】

大和西大寺発11時台から20時台と天理発12時台から20時台

【土・休日】

大和西大寺発10時台から21時台と天理発9時台から21時台

朝夕のラッシュ時にも普通の減便がありますね。また、平端駅での階段乗り換えが増えることになり、不便になりそうです。

近鉄天理線を走行する8600系8617Fによる大和西大寺行き普通

一般列車 ダイヤ改正後の最終列車

【平日・土休日とも】

  • 22時台・23時台の急行各1本を新田辺行き急行に変更し、新田辺からは普通列車に化けます。
  • 23時台の普通を1本を0時台にスライドさせ、0時台の普通1本の運転を取りやめ
ダイヤ改正後の最終列車(下り、京都発)
  • 京都駅~新田辺駅間の最終は、京都駅0;00発新田辺行き普通 (ダイヤ改正前の0:16発は運転取りやめ)
ダイヤ改正後の最終列車(上り、新田辺発)

最終の京都行きは、23時23分発の普通です。ダイヤ改正前の23;38発は取りやめです。。

南大阪線・吉野線

特急列車(吉野)

【平日】

  • 定期54本+臨時11本 、合計65本→ダイヤ改正後46本+臨時14本、合計60本 定期列車が8本減少、臨時列車が3本増加

【土休日】

  • 定期66本+臨時0本 、合計66本→ダイヤ改正後43本+臨時11本、合計54本 定期列車が23本減少、臨時列車が11本増加

吉野特急は土休日の定期列車の減少が最も多い系統になりました。恐らく昼間(10時~15時?)は1時間に1本のみになるのでしょう。

一般列車(古市~橿原神宮前間)

【全日?】

  • 昼間時間帯の急行を区間急行に格下げ
  • 古市発10時台~15時台と橿原神宮前発10時台~14時台の古市~橿原神宮前間で運転するワンマン普通列車毎時2本を取りやめ

まさか昼間の急行が区間急行に格下げになるとは思いませんでした。恐らく、古市駅~橿原神宮前駅間のワンマン普通の昼間運転取りやめの影響かな?と思います。区間急行になると、新たに坊城駅・浮孔駅・橿原神宮西口駅に新規停車となるので、どうやって調整するのか気になるところです。理由として、古市駅での河内長野準急との接続、橿原神宮前駅での橿原線との接続、吉野口駅でのJR和歌山線との接続を考慮しないといけないためです。実際に時刻表が発売されたら要チェックです。

(5/21、一部削除しました)

2008年撮影、近鉄南大阪線今川駅を通過する区間急行大阪阿部野橋ゆき

また、ワンマン普通の減便と引き換えに急行が区間急行に格下げされた理由として、浮孔駅~橿原神宮西口駅の各駅は、駒ヶ谷駅~磐城駅間の各駅よりも乗降客数が多いのが理由かなと思います。1時間当たり準急2本では少ないと判断されたのか、区間急行が停車することで乗車チャンスが確保されました。ただし、県境越え(穴虫峠)となる駒ヶ谷駅~磐城駅間は乗降客数が少なく、準急2本でも問題ないと判断したのでしょう。ただ、上ノ太子だけは乗降客数が4,528人と、ワンマン普通のみ停車駅は最も多いので、不便の声が出るかもしれません。

近鉄南大阪線の古市~橿原神宮前間のワンマン普通

>>南大阪線の乗降客数はこちら【近鉄ホームページ

通過となる優等列車を駅に止めて、普通の減便を行いながらも乗車チャンスを増やすやり方は、近鉄の他の路線でも行われていますね。最近では、大阪線の桜井~榛原間や、名古屋線の津新町~伊勢中川間でも行われています。

一般列車 御所線

尺土発および御所発10時台から14時台において、尺土・御所間の普通列車毎時2本を取りやめ、毎時4本から2本の運転とします。

尺土駅で接続する列車は、特急か区間急行かどちらになるのでしょうね。。

近鉄御所線を走行する6400系ワンマン普通

一般列車 ダイヤ改正後の最終列車

【平日】

  • 22時台の準急1本、普通1本を取りやめ、区間急行1本を急行に格上げします。
  • 23時台の準急1本、0時台の普通2本を取りやめ

【土休日】

  • 22時台の準急2本と普通1本、0時台の普通2本を取りやめ
ダイヤ改正後の最終列車(下り、大阪阿部野橋発)
  • 大阪阿部野橋駅~古市駅間の最終は、大阪阿部野橋駅0;02発の古市行き普通 (ダイヤ改正前の0:12発・0:27発河内天美行き普通は運転取りやめ)
ダイヤ改正後の最終列車(上り、古市発)

最終の大阪阿部野橋行きは、23時23分発の普通です。ダイヤ改正前の23;37発・23時52分発は取りやめです。。

河内天美行きの普通が2本とも廃止になるとは思いませんでした。これで、河内天美行きの幕は見納めになってしまいます。

そのほか、長野線、道明寺線でも最終列車の時刻見直しがあります。

名古屋地区

名古屋線

特急列車(名伊)

【平日】

定期77本+臨時0本 、合計77本→ダイヤ改正後74本+臨時0本、合計74本 定期列車が3本減少

【土休日】

定期78本+臨時0本 、合計78本→ダイヤ改正後75本臨時0本、合計75本 定期列車が3本減少

 

名伊系統は、平日・土休日とも3本のみ減少です。名古屋から三重県内の主要都市や観光地を結ぶ大変重要な系統であることから、減便は最低限度になったのでしょう。

近鉄名古屋線四日市駅に到着する名伊特急鳥羽行き 22600系+12200系+30000系の8両編成

 

一般列車(塩浜~津新町間の普通列車)

四日市発10時台から15時台と津新町発9時台から14時台において、四日市~津新町間の普通
列車毎時1本を、塩浜止まりに区間短縮します。これに伴い、塩浜~津新町間の普通列車は、毎時3本から2本の運転となります。

同区間の普通は20分間隔で運転されていますが、どこかの駅で長時間停車して約30分間隔に持っていくのでしょうね。まさか、単純に1本抜いた20~40分間隔になるのでしょうか。そうすると、優等列車との連絡が歪になってしまう恐れがあります。

一般列車(志摩線 普通列車)

鳥羽発 8 時台から13時台と賢島発9時台から14時台において、鳥羽から賢島間の普通列車をおおむね毎時2本から1本に減便します。

朝ラッシュ時と学生の通学に当たる時間との間のみ減便するようですね。大阪線の青山越えと同じく、特急列車を使わないと移動がますます困難になってきました。

近鉄志摩線賢島駅に到着する1230系のワンマン普通

一般列車(名古屋発22時以降)

【平日】

  • 22時台の普通1本取りやめ、23時台の急行1本を準急に格下げします。

【土・休日】

  • 22時台の普通1本を準急に格上げ、23時台の急行1本を準急に格下げ

 

コメント

  1. […] 関連記事:【近鉄】2021年ダイヤ変更の詳細発表 […]

  2. […] 【近鉄】2021年ダイヤ変更の詳細発表 […]

  3. […] 【近鉄】2021年ダイヤ変更の詳細発表 […]

  4. […] 【近鉄】2021年ダイヤ変更の詳細発表 […]

タイトルとURLをコピーしました