鉄道トピックス写真館撮影日記旅行・レポート特集サウンド&ムービー館運用情報コミュニティ

撮影日記

2018年3月29日

阪急阪神、ついにICOCAを導入へ


3月29日(木)、阪急電鉄・阪神電鉄・能勢電鉄・北大阪急行は、2019年春からICカード乗車券「ICOCA」の取り扱いを開始すると発表しました。

まさかあの阪急・阪神がライバルのJR西日本のサービスを導入するとは思いませんでしたね。昔からずっと両社はライバル関係で、自社独自のサービスを発展させることで、利用客を取り込んできました。また、阪急はあえてJR線の乗り換え案内をしないほど、JRに対抗意識を燃やしていました。ほかの関西私鉄より一歩先を行くサービスをいち早く取り入れてきたように思います。阪急の駅へ行くと、何かしら新しいものがあって、目を引いた覚えがあります。

元々、スルッとKANSAIは、阪急が開発した『ラガールカード』が元になっています。その後、能勢電鉄や北大阪急行、阪神電鉄・大阪市交通局も参加し、続々と加盟社局が増えていきました。改札機にカードを通すだけで電車に乗れる、当時としては画期的なシステムでした、各社ごとに愛称が付き、様々な柄のカードが発売され、収集する(使い切る?)のが大変だったものです。また、スルッとKANSAI3dayチケットはスルKANネットワーク加盟各社が乗り放題となるチケットで、通用期間はこれをもって遠くまで乗り行ったものです。
1999年にはJR西日本と近畿日本鉄道が、似たようなシステム『Jスルー』を導入しました。これにより、鶴橋駅での乗り継ぎが便利になりました。しかし、スルKANネットワークに合流することはなく、2008年にサービスを終了しています。これは、後述するICカードの普及によるものです。

2003年にはJR西日本がICカード『ICOCA』を導入し、チャージして改札機にタッチするだけで乗れる手軽さから爆発的に普及し、スルKANネットワークの他私鉄でもICOCAを導入するまでになりました。2004年には、スルKANネットワークのICカード『PiTaPa』が導入されていますが、こちらはクレジットカードと紐づく後払い式カードで、入会するのに審査が必要なことから、普及率が低いようです。関東のJR東日本『Suica』・私鉄『PASMO』のようにどちらも先払いチャージ式の関係にはなれなかったのが残念です。

スルKANネットワーク他社が続々と『ICOCA』を導入する中、スルッとKANSAIカードはついに2017年3月に発売終了および駅の自動改札機・バスでの共通利用が終了しました。一部の会社では券売機・精算機でもまだ使えますが、スルKANの元となった阪急電鉄・阪神電鉄・能勢電鉄・北大阪急行では、オリジナルの『レイルウェイカード』を発行します。阪急はどうしてもJR西日本のICOCAを意地でも導入したくなかったようですね。

意地を張っていたものの、時代の流れに押されるように、阪急もICOCAを導入決定し、、スルッとKANSAIカードの流れをくむ『レイルウェイカード』も終了します。同時に、『ラガールカード』なども使用できなくなります。この日をもって、『ラガールカード』から続く磁気式カードシステムの歴史が終わることになります。


鉄道コムのブログランキングです。ぜひクリックをお願いいたします。
鉄道コム

コメントする